
この記事は著者・健康ライフやすらぎ 工藤毅は日本抗加齢医学会会員(ID:812)であり、日本臨床栄養協会 NRサプリメントアドバイザー(認定番号 004-003)、日本産業協会認定産業カウンセラー(第S1101706号)です。
A.克服動機
2018年4月に、中国在住の日本人の方よりメールをいただきました。
60歳台の、ご主人の右側大腿骨頭壊死症を良く出来るのなら良くしたいとの内容でした。
その後の数回のmailのやり取りの後に大腿骨頭壊死症の自宅療法を開始しています。
症状の克服は、劇的とはまいりませんが確実に克服していることが、メールの内容で確認できました。
メールの内容は、ご主人の困難に負けない強い精神力と、人生を楽しもうという生活姿勢が伺えました。
何よりも、私が感銘を受けたのは、クライエントの奥様のご主人に対する献身、労りです。
たとえ私に出会わないでも、奥様の愛情とクライエントの気力は大腿骨頭壊死症を克服すると思います。
私自身も、クライエントは、大腿骨頭壊死症を克服して人生を健康に生きていくと確信しています。
ここにクライエントの了解を得て、克服経過を公開いたします。
現在WEB検索では、医療機関の画一的な人工関節の紹介記事だけになっています。
回復の可能性を否定して、人工関節装着者を増産する非人間的な価値観です。
人間の遺伝子の大部分は、その時の不具合を克服するために時々刻々と、必要な生理活性物質を産生して、正常な有るべき健康体に復元する宿命のような働きを持っているといわれています。
人間は、機械ではありません。何よりも強い回復力が有ります。その試みこそ研究されるべきです。
B.クライエントの履歴
C.左側骨頭の現状
D.自宅療法の履歴
E.栄養療法の構成
G.自宅療法による痛みと歩行状況
H.来信メールの抜粋
2018/4/2 自宅療法開始前の症状
概要:右股関節に大腿骨頭壊死症を発症して痛みと歩行困難の現状
- 初めての痛み 2005年 杖なし
- 強い痛み 2012年 2本杖使用
- 大腿骨頭壊死症診断 2002年3月24日
- 自宅療法開始 2018年4月23日
メール内容
主人の右股関節壊死についてお尋ねします。1951年6月4日生まれ67歳です。左足は2歳に患った小児麻痺により、自分の意志では動きません。幸い右足が大丈夫でしたので、走ること以外のスポーツは(本人はスポーツ好き)ツーリングもしますし、泳ぐことはほぼ毎日今でもしております。
13年前頃から股関節に痛みを感じておりましたが、杖も使わず、何とか歩けました。6年前頃から2本の杖を使っております。始めの痛みの頃、レントゲンを撮り、人工関節を進められましたが、本人は拒みました。その後何度か診てもらいましたが、結果は同じでした。本年3月24日のレントゲンでの結果、初めて壊死が起きていることを告げられました。本人は手術は拒んでおります。
何とか手術をしないで治せないものかと切に願っておるしだいです。宜しくお願い致します。
2018年5月1日自宅療法開始4週間後の克服状況
概要:睡眠時の痛みが無くなった
メール内容
主人の治療の現状を報告させていただきます。
週に5日は朝、昼、夜、3回一時間の照射。
2日は2回一時間の照射。
水泳は、ほぼ毎日、自転車は時々行っております。
- 治療以前:寝ていても痛みが走る。
- 治療後:寝ていては痛みは感じられなくなった。
歩行時痛みを感じる。だが、以前よりは和らいだ感じがする。
2018年6月28日
自宅療法開始後8週間後の克服状況
概要:痛みは漸減。歩行時フワフワ感あり。
メール内容
夫は一日3回乃至2回の治療を続けております。
以前よりは痛みは和らいでいるようですが、
まだ歩くときは痛みが出るようです。
痛みの程度を尋ねますと、「ちょっと、力が入る状況で痛みが出る。以前より
だいぶ良い」との事でした。
何時位の時期に痛みが出ることなく歩くことが出来るようになるのでしょうか?
長いこと力を入れて歩くことを避けてきた為か、
足に力が入らずフワフワとした感じ、と申しております。
睡眠時に痛みが出なくなった事は、
本人はもとより、私も希望をもって日々励めます。
2018年7月20日
自宅療法開始後15週間後の克服状況
概要:歩行時の痛み軽減。杖を使用。屈伸困難
メール内容
夫は変わらないペースで治療を続けております。
此処2か月程、仕事が詰まっておりまして、疲労は身体全体に影響を及ぼすのでしょうか、
北京より帰りの運転(約3時間)で少し痛みを感じたようです。
治療以前は、同じように北京から戻ってくると、よく痛いと言っておりしたが、
治療を初めて、気が付けば、その言葉を聞かなくなっておりました。
まだ歩行時は痛むようです。
治療時間の延長、了解いたしました。
治療期間の延長はいかがでしょうか。
3か月を過ぎまして、就寝時の痛みはなくなり、歩行時の痛みも軽減いたしましたが、
まだ、しっかりと歩けません。現在やはり杖をついています。
屈伸は特に困難というより、出来ない様子です。
2018月7月29日
自宅療法開始後16週間後の状況
概要:磁気治療時間は1時間から3時間に延長についての問い合わせ。
治療期間の延長について、
来週から三時間を目安に徐々に増やしていこうと思っています。
治療器械は三時間を続けて使用で大丈夫ですか?
器具をなるべく身体につけているようにすれば、体を横向きにしても
かまいませんか?
2018年8月27日
自宅療法開始後21週間後の状況
概要:短時間杖を外せる。
メール内容
主人は、最大治療時間を二時間にいたし、夜は一時間にしているようです。
本人は「少し良くなった」と申しております。
本日、杖なしで(これは急な用がありまして、思わず杖を忘れた状況で
10メートル未満ですが)歩いておりました。
レントゲンを撮って、先生に状況をご判断をして頂いた方がいいのでしょうか。
ご指示をお待ちしております。
患者様とのメールのご連絡はこのように密に続けています。大腿骨頭壊死の改善に関するご相談、ご質問はお気軽にお申し付けください。
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