
2018年度大腿骨頭壊死症の方による交流会実施報告書
2018年度の大腿骨頭壊死症の方による、交流会が終了しましたのでご報告致します。
参加された大腿骨頭壊死症の方、関節障害をお持ちの方はもちろんですが、スタッフの方々も一日を交流会サポートに費やしてくれました。
フラダンスチーム ブルメリアとYae Grace様にも場の雰囲気を盛り上げていただきました。ここに厚く御礼申し上げます。
最新の交流会報告書はこちら
応援をいただいた団体
大阪コミユニティー財団助成事業
株式会社 ソーケンメディカル協賛
株式会社 まるみ協賛
以上の3団体にも厚く御礼を申し上げます。
以下報告書
日時:2018年2月25日(日) 10:00~15:00
場所:寝屋川市男女共同参画推進センター(ふらっとねやがわ)
【内容】
- 講演 1. 家族で乗り越えた大腿骨頭壊死症 講師 真弓 浩一様
- 講演 2. 折れない心を育む家族のサポート 講師 原川 正慶先生
- 講演 3 骨再生に作用する磁力の働き 講師 工藤 毅
- アトラクション
- グループワーク
ふれあいフラダンス/プルメリア
ミニコンサート / Yae Grace
何があなたを励ましたか?
何があなたをへこましたか?
いま困っていること
【参加者】
- 大腿骨頭壊死症の方/10名
- 変形性股関節症の方/2名 大阪2名
- 介助者/2名
- 一般の方/3名
- 講師/3名
- スタッフ/5名
- アトラクション構成員/7名
内訳 神奈川 1名、三重1名、奈良1名、滋賀1名、兵庫2名、大阪4名
________________
合計32名
講演1の概略
講師は、大腿骨頭壊死症の方のお父様です。
2009年に全身性エリトマトーデス(SLE)を発症された息子様が、ステロイドのパルス療法によると思われる、大腿骨頭壊死症の発症を診断されてから家族の苦悩が始まった。
整形外科医は人工関節を勧めるが、免疫内科医は手術が命取りになると反対するありさまで治療の限界を感じた。もはや神仏に頼るしかない日々であったが、ある日偶然ホームペ-ジを検索して、健康ライフやすらぎを知ることとなった。
健康ライフやすらぎの改善という文字に強い印象を持ち、自然治癒で大腿骨頭壊死症が改善することに希望をつないだ。
医療に見放された状態で、藁をもすがる思いで2012年10月に来院されたのですが、イメージと異なり町の小さな整体院であったため、「やってしまったかな!」という思いが家族全員の脳裏をよぎったとのことです。
車いすでの来院となったが、2か月で歩けるようになるといわれたことが、心理的な安心感となった。その後、実際歩けるようになり、その後の積極的な自宅療法へとつながった。
息子様は、健康ライフやすらぎの指導を積極的に受け入れて、自宅でのサプリメントによる栄養療法と、磁気療法を毎日確実に行い、2013年に、周囲の支援は必要とせず就業されている。現在は日に5kmの歩行が普通に出来ている。
来院されるまでは絶望的な症状が続く中で、祈りに近い家族の願いが届き、大腿骨頭壊死症の奇跡的な回復につながったことが講演をお願いする理由になった。
講演1.に対するコメント
- 感動の一言です。
- 家族のサポートの力は大きいと思う。
講演2.の概略
人間関係を良好に保つには、相手を理解し、精神的に受け入れることができるかどうかが条件となる。ところが実際は、自分の都合とか価値観を優先しながら、家族や親せきや社会の様々な人と対応するので、批判を受け、人間的拒否をされてしまいます。
そのような人間関係の不調を解決することに必要なことは、自分で納得して自分が変わるしかないわけですが、口で言うほど簡単なことではないことは、だれでも自覚していることです。
自分の考え方や意識を変えて、自分の関わる人との人間関係を良くするには、やはり家族や心理カウンセラーのようなサポーターが必要となります。
難病をもって生きている方の苦悩を理解してサポートするには、家族に徹底した理解と受容する力が必要ですし、時間的にも長い忍耐が必要になります。
家族もまた苦しむわけですが、苦しむことで強い心を形成できるし、難病の方も、自分が変わることにより、他人の痛みが理解できる心の深さを形成できることを、事例2件を上げて講演された。
講演2.に対するコメント
- 人は必ず年を取り死ぬ。他人のサポートは必ず自分のサポートになる時があると思う。
- 実際は難しいと思います。相手のあることで、こちらが寄り添っても相手が乗ってくれない時。
- 原川先生の連絡先もあればよいと思いました。
講演3.の概略
大腿骨頭壊死症をネット検索すると、各種医療機関が軒並み上位を占めている。大腿骨頭壊死症に対して共通するのは、改善の方法はないという認識と、経過観察をして骨頭が変形しだしたら痛みが出るので、若ければ骨切術を勧めて、年齢が上がれば人工関節置換術を勧めるというのが、判で押したように記述されている。
最近、京都大学を中心として壊死骨頭にゼラチンハイゾロゲルを注入して骨再生を図る臨床実験が成功しているが、それとてもStage1とか2の骨頭変形のないものに限られている。
以上が医療の行う治療法です。
健康ライフやすらぎの改善事例は、Stage3とか4の変形した骨頭に改善を施しているので、医療とは次元の異なる改善方法となります。
改善方法の核心となるのは、交流磁気治療器による磁気療法と、サプリメントを選別して服用する栄養療法です。二つの療法を組み合わせた自宅でも可能な治療法を提唱しています。
改善結果は、3パターンです。
パターン1. 骨頭の完全再生
パターン2 骨頭の不完全再生と軟骨再生
パターン3 骨頭の再生が無く軟骨のみ再生
いずれのパターンも5年以上の経過を経て、実生活にほとんど支障がないことを画像で示し次に理論的な側面から、磁気と骨再生に関する医学関係のレビユー2論文と、金芳堂刊「特発性大腿骨頭壊死症」に掲載されている内容を提示して、磁気刺激が骨再生に有効であることは、かなり昔から言われていた技術で有ることを示しました。
次に理論的な側面から、磁気と骨再生に関する医学関係のレビユー2論文と、金芳堂刊「特発性大腿骨頭壊死症」に掲載されている内容を提示して、磁気刺激が骨再生に有効であることは、かなり昔から言われていた技術で有ることを示しました。
最近のレポートでは、骨再生は間葉系幹細胞から骨芽細胞の変化により起きて、変化は細胞遺伝子を刺激する内因性物質の働きによるものであり、それらは磁気刺激で効率的に機能することを述べました。
骨芽細胞が骨再生のコントロールセンターであり、細胞間の情報伝達は内因性物質で行われるが、それも原子を構成する電子の移動である電気現象であることから、磁気刺激による微電流の発生は骨再生に効果的な役割を果たすと考えられます。
講演3.に対するコメント
- 専門的な内容は?
- 磁気で改善することが解り良かった
- 治療方針が分かりました。
ふれあいフラダンス プルメリアの概略
会員とフラダンスチームの直接的な交流を促す目的と健康体操的な意味を持つ、座ってできるフラダンスを演じてもらった。曲名 「月の夜は」
他2曲を演じてもらった。
ふれあいフラダンスに対する評価
- 素足で素晴らしい!!背筋がまっすぐで
- フラダンスの曲は和みました。よく覚えていることに感心しました。私なら無理。
- 元気をもらえた
ミニコンサート Yae Graceの概略
昨年に続き2回目のコンサートです。音源のパワーが小さく歌いにくい中、最後まで皆を楽しませてくれました。
曲名は「安室奈美恵のヒーロー」他2曲を歌っていただきました。
ミニコンサートに対するコメント
- ジエネレーションの差を感じさせられました(曲目に)。 素のままのトークが良かったでーす。
- やっぱり歌が上手。
- 去年もありましたが、今年も楽しみでした。また歌聴きたいです。
グループワークの概略
1グループを4人程度で編成して、グループリーダーを決めて以下の質問に答えてもらった。
質問1. 何があなたを励ましたか?
質問2. 何があなたをへこましたか?
質問3. いま困っていること
質問1. 何があなたを励ましたか?
回答
- 自分の回復力を信じて。
- 良くなるといわれた時。
- 生きているだけで儲けものといわれた時。
- 「治るよこれ」といわれた時。
- MRI、レントゲンの写真を持ってきてといわれた時。
質問2. 何があなたをへこましたか?
回答
- 人工関節を入れるしかないといわれた時。
- なんで自分だけがと思ったとき。
- そんなことも出来ないのといわれた時。
- 体力がなくなったといわれた時。
- 動けなくなった時。
- 痛みが有るときは気分が下がる。
質問3. いま困っていること
回答
- 足がしびれる。
- 痛みが改善されない。
- 磁気治療の後は頭痛がする。
いま困っていることに対するアドバイス→治療を続ければ痛みは改善する。
交流会終了後のアンケート結果
交流会のまとめ
大腿骨頭壊死症の方による交流会は、今年で4年目となります。毎回テーマを変えてきました。
今回は、大腿骨頭壊死症の方本人ではなく、周辺の家族の視点で改善の過程を報告していただきました。
家族の直接的なサポートに限りがあるのが大腿骨頭壊死症の改善ですので、家族のサポートは精神的なことと介護になります。回復が望めないと宣告された状況で、何とか回復させようと希望を探し求めた家族の深い愛情が、結局回復の道筋を見つけることにつながったというのが講演1.の訴えたいことです。
講演2.では精神的に支え続けることは、言葉の綺麗さと異なり、支える者も支えられる者も強い困難と忍耐を要することが、演者の経験を通じて述べられています。
受容と共感というカウンセリングの本質は、クライエントもカウンセラーも苦悩を伴うが、苦悩の先には、クライエントには、新しい気づきが芽生え、カウンセラーには強さが備わることが物語られています。愛情を持って家族や人に接するということは、相互に成長し合うという、人間としての向上と奥深さを形成することになると理解できる講演でした。
講演3.は講演1.が成り立った技術的背景を説明しています。
現在においても講演1.の本人の骨頭は変形が著しく、医学的には正常に歩けないとみてもおかしくない状況です。5km歩くという事実は、骨の前駆組織である軟骨の成長があったと考えます。骨頭と骨盤の間にある空間は軟骨だとするのが整形外科の見方のようですので、軟骨は再生したといえます。
講演3.は磁気刺激が軟骨再生と骨再生を促すという数例の実証事例の考察でした。
治療の限界点が人工関節置換であるならば、磁気刺激と栄養で軟骨再生と磁気再生が可能とする講演3.は大腿骨頭壊死症の改善に未来を与えるものです。
本人の意思は当然ですが、家族や社会のサポートがあれば、大腿骨頭壊死症改善の手法は既にあることを知っていただくことが本交流会の開催意義です。
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