
へパーゼン結節への対応
へパーゼン結節は、指し指から小指にかけて第1関節が赤く腫れたり、曲がったりします。痛みを伴うこともあります。第1関節の動きも悪くなります。第1関節の近くに水膨れのような透き通ったでっぱりができることがあります。
へパーゼン結節は、手の第一関節の関節炎ですが、リウマチと異なり免疫疾患ではなく、指関節の変形性関節炎と考えられます。膝関節や股関節の関節炎で水膨れは出来ませんが、炎症を起こすリンパ球の血管への吸収が異なり、膝関節や股関節に比較して指第一関節では血流が非常に少ないことにより、リンパ球の体内への吸収が遅く、リンパ液が貯留して水膨れになると考えられます。改善法は、血液の流れを良くすることで可能です。
へパーゼン結節の改善方法
方法としては二つです。
- 整体法による筋肉組織の緊張緩和。
- 磁気治療による血管拡張と血流増加。
痛みが強い場合はサプリメントを併用します。用いる製剤の内訳
- ボスウェリア製剤
- クルクミン製剤
- ブロメライン製剤
実際の症例
75歳女性
来院日 2017年10月5日
来院回数 4回
症状
肩関節、股関節、足首関節、手の第一関節のへパーデン結節
膝関節は、両側とも人工関節置換
杖で歩行補助が必要な状態
肩関節、股関節、足首関節、手の第一関節に痛みが有る。
施術
全身を含む筋肉組織と関節の柔軟
関節間隔の調整による圧迫の排除
交流磁気療法による関節血流の改善と軟骨形成
施術結果
1回目の施術 10/5(金) 関節痛 歩行補助あり
2回目の施術 10/12(木) 関節痛 歩行補助あり
3回目の施術 10/26(木) 関節痛減少 歩行補助なし
4回目の施術 11/17(金) 関節痛減少 歩行補助なし
結果
比較的短期間で難病性のへパーゼン結節を含む関節痛が改善した。