- 特発性大腿骨頭壊死症研究班というグループが厚生労働省内に設置されています。その構成員である金沢大学医学部附属病院で人工関節を専門とする加畑 多文 先生のホームページのタイトルは「大腿骨頭壊死症は、骨頭が壊死することで、やがては潰れて痛みが出る病気です。」と表現されています。
- 回復事例は極めて少数事例で、大部分は骨切り術あるいは人工関節置換術に移行すると考えているようです。
- 大腿骨頭壊死症は治癒しないという考えが医療の世界では定説になっています。
大腿骨頭壊死症になる原因
加畑DrのHPより
骨頭への血流が途絶して、骨頭が死んでしまうということ。では、どうしてそうなるかというメカニズムに関しては、詳しくはわかっていません。世界中で研究をしていて、いいところまでは来ていますが、決定的な原因まではわかっていないのです
痛みが出る原因と自然回復の可能性
加畑DrのHPより
- 死んだ骨が潰れてきて、初めて痛みが出てきます。たとえばステロイド治療をしていて、実は骨が死んでいたんだけれども、5年ぐらいたってからやっと痛みが出てきた、ということもよくあるんです。
- 死んでいる骨の範囲が小さければ治療の必要がない場合もありますし、時間がたてば修復され、なくなっていく場合もあります。
健康ライフやすらぎの経験した大腿骨頭壊死症の治し方
- 加畑Drによれば、大腿骨頭壊死症は、骨頭が壊死することで、やがては潰れて痛みが出る病気です。」と表現されています。このことについては健康ライフやすらぎも同じ考えです。
- ですが、だから改善しないと断定するのは間違いです。
- 骨頭が潰れることは普通にありますが、そのことを深刻に考える必要はありません。
- 健康ライフやすらぎにご来院の方の骨頭は症状が進行して、骨頭の変形があると診断された方のみです。
- 特発性大腿骨頭壊死症に対する再生医療の良好な結果 と題する京都大学のレポートでは、bFGF含有ゼラチンゲルを壊死骨頭に注入して骨再生の良好な結果を報告されていますが、対象例はいずれも骨頭変形のない方ですので、健康ライフやすらぎの改善例は、病状が進行した方にも希望が持てる結果です。
参考 特発性大腿骨頭壊死症に対する再生医療の良好な結果|京都大学
健康ライフやすらぎの大腿骨頭壊死症の回復には大きく分けて、3パターンあります。
改善パターン1. 骨頭が完全回復する
改善パターン2. 骨頭の不完全回復と軟骨の再生
改善パターン3. 軟骨の再生
いずれも健康ライフやすらぎの実例で、数年の確証期間を置いた事例を報告します。
改善パターン1 骨頭の完全回復事例
来院時 54歳男性 右側大腿骨頭壊死症
経過
- 2012年(平成24年)2月初来院
- 歩行時、安静時の比較的強い痛み(痛みの5段階評価でレベル4)
- 早歩き、正座は出来ない。
- 76回来院
- 来院最終回では、早歩きと正座が可能に
- 痛み5段階評価でレベル零
- 現在は自宅で磁気療法を行っている
改善パターン1 骨頭の完全回復の画像
パターン1改善療法の動画はこちら
骨頭の完全回復事例
あぐらと正座が出来る
正常歩行の確認
正常歩行の確認
改善パターン2 骨頭の不完全回復と軟骨の再生
来院時 41歳男性 左側大腿骨頭壊死症
経過
- 2014年(平成24年)7月初来院
- 歩行時、安静時の強い痛み(痛みの5段階評価でレベル4)
- 正座は出来ない、階段昇降困難。
- 22回来院、通院期間の前半は週1回、後半は2週1回来院した。
- 2015年(平成25年)1月以降は、自宅療法に移行
- 2016年(平成28年)8月正座と階段昇降が可能となる
- 痛み5段階評価でレベル1
- 現在は、自宅で栄養療法と磁気療法を行っている
改善パターン2 骨頭の不完全回復と軟骨の再生画像
改善パターン3 軟骨の再生による改善
来院時 54歳女性 両側性大腿骨頭壊死症
経過
- 2013年(平成25年)11月初来院の状況
- 歩行辛く、夜間も強い痛み、不眠傾向(痛みの5段階評価でレベル4)
- 風呂の出入りが辛い
- 50回来院した。通院期間の前期は週に2回、中間期は月に2回、後期は2か月に1回来院した。 2017年(平成29年)8月26日に改善療法を終えて現在は自宅で磁気療法を行っている。
- 歩行可能レベル、痛みレベルとも0~1
来院時 54歳女性 両側性大腿骨頭壊死症
改善パターン3 軟骨の再生による改善確認
歩行による改善状況の確認
軟骨再生と骨再生に磁気療法は有効か?
レポート1 総合リハビリテーション 32巻10号より
記事の内容
骨折時の骨癒着の促進に磁気を含む電磁波が使用されている。
- 近年,骨折に対する物理療法が注目されつつある.物理療法とは、熱・電気・光線・X線・空 気・温泉などの物理的作用を利用して行う治療であり、使用されるエネルギーには、大きく分けて電磁エネルギーと力学的エネルギーとがある1)(表).
- 力学的エネルギーが骨のリモデリングに影響を及ぼすことは1800年代より認識されていたが、1953年,保田2)により、骨に対する力学的な刺激が電気を発生させること、および骨に対する電気的な刺激が仮骨を生ずることが確認され骨の改変現象と電気的現象との関連が認識されるに至り、以来、この面での基礎および臨床的研究がなされてきた.
今日、骨折治療に使用される物理療法としては、電磁エネルギーとして直流刺激3)、交流刺激4)、電磁場刺激5,6)など力学的エネルギーとして低出力超音波7)などがある.以下に、これら物理療法のメカニズムおよび臨床的摘要について述べる.
物理療法による骨折治療
軟骨再生と骨再生に磁気療法は有効か?
レポート2 医用電子と生体工学より抜粋
記事の内容
骨に微小電流やパルス磁場を用いて骨形成を促進する。
大腿骨頭壊死症の専門書の見解
金芳堂刊 特発性大腿骨頭壊死症性 165ページの抜粋
記事の内容
大腿骨頭壊死症の専門書の内容
金芳堂刊 特発性大腿骨頭壊死症性 165ページの抜粋
磁気刺激で起きること 細胞外
・免疫向上、細胞増殖、骨新生、血管新生、血管拡張 コラーゲン合成
磁気刺激で起きること 細胞内
・細胞膜機能の向上、成長因子発現と増強
成長因子➡IGF、TGF-β、BMP2、BMP4、FGF-2、Ang-2
骨形成は細胞刺激で始まります。
羊土社 実験医学 骨代謝27ページより抜粋
磁気刺激は骨芽細胞を元気にする!
実験室レベルで骨芽細胞が磁気照射で増殖する動画
その結果新しい骨芽細胞が生まれる
骨再生・軟骨再生と磁気治療の関係性
まとめ1.
- あり得ないと思われていた、骨再生と軟骨再生が複数の事例で起きている事実が有る。
- 骨形成に磁気が有効であるとの論文が存在する。
- 大腿骨頭壊死症の改善に磁気が有効であるとの専門書が存在する。
- 骨再生とは、骨髄の間葉系細胞から骨芽細胞あるいは軟骨細胞への変化の事である。
- 変化は、細胞内にある、多数の化学刺激物質により起きる。
- 化学的刺激は、電気的刺激に変わり、遺伝子を刺激して間葉系細胞から骨芽細胞あるいは軟骨芽細胞に変化させる。
まとめ2.
- 骨細胞と軟骨細胞の増殖は細胞の変化である。
- 最終的には、細胞への情報を効率的に伝えることで変化が促進される。
- 情報を伝えるのは電子シグナル、つまり電気である。
- 磁気は細胞内で電気に変換される。
- 磁気治療は、骨芽細胞と軟骨が細胞を増殖させる。
結論 骨再生と軟骨再生に磁気療法は効きます!
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